2006年の問題です。
問題26 摂食、嚥下に関して適切なものはどれか。
3つ選べ。
1. 加齢に伴う口腔の変化としては、口腔粘膜の萎縮、歯槽骨
の吸収、咀嚼筋の筋力低下などがある。
2. 高齢者の場合、味覚の低下の原因としては、薬剤の副作用、
口腔乾燥、口腔真菌症などが多い。
3. 舌に痛みなどがある場合、口腔清掃を行ってはならない。
4. 食物が摂取され、体外に排出される過程は、食欲から始ま
り、摂食、咀嚼、嚥下、消化・吸収、排泄の順序である。
5. 歯の噛み合わせは、咀嚼、嚥下機能に影響するが、全身の
能力、姿勢の制御には影響しない。
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正解:1・2・4
選択肢の1から見ていきましょう。
この選択肢を「誤り」と判断される方はおられないと思います
が、ゆっくり見ていきましょう。
まず、『口腔粘膜の萎縮』からです。
「口腔粘膜」でググってみました。
「東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
口腔機能再構築学系口腔機能再建学講座
顎口腔外科学分野」のウェブサイトです。
http://www.tmd.ac.jp/dent/os2/Nenmaku.html
『口腔粘膜の部位:
口腔粘膜は、舌(舌の上面:舌背、左右側縁、舌の下面にわか
れます)、歯肉(上下・外側内側にわかれます)、頬(左右)、
口唇(上下)、口蓋(上顎です、軟硬口蓋にわかれます)など
を覆っている軟組織です。
この口腔粘膜は可動粘膜(舌・頬・軟口蓋)および非可動粘膜
(歯肉・硬口蓋)にわけられています。
これらの解剖学的に分けられた部位の口腔粘膜に生じる疾患を
口腔粘膜疾患とよんでいます。』
さらに、「口腔ケア」でググってみれば、こんなページもあり
ました。
【「口腔ケアについて考える」】というサイトです。
http://ww3.tiki.ne.jp/~y-takaya/oralcare.htm
『口腔ケアの実際
介護支援専門員標準テキストでは,口腔ケア(口腔清掃)の基
本として,ブラッシング(歯磨き)・フロッシング(デンタル
フロスによる清掃)・リンシング(洗口)を挙げている。
このうちフロッシング(細い絹の糸を用いて歯間を清掃する方
法)は,老人は孤立歯が多いため,現実的でないかもしれない。
実際の口腔ケアの方法については,様々な方法が考えられるが,
対象とする要介護老人の病態は千差万別であり,それぞれのケ
ースにおいての工夫が必要だと思われる。
常に念頭においておくべき事は,対象とする人は虚弱老人であ
り,易感染性であり,また,処置時の誤嚥を防ぐための配慮が
必要であるということである。』
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●編集後記●
発行が少し滞りました。
デスクの上は書類の山です。
これを片づけるには相当な時間が掛かりそうです。
バックナンバーです。
訪問して感想をお聞かせください。
http://kaigoshien2007.blogspot.com/
それでは、また会える日まで!!
See You!!