2006年度の問題です。
問題2 住所地特例について正しいものはどれか。
3つ選べ。
1 住所地特例は、介護保険施設等の所在市町村に入所者が集
中し、その市町村における保険料負担が急増することを防止す
るために設けられており、住所地主義を原則とする介護保険制
度の例外的な仕組みである。
2 特定施設は、居宅サービスに位置づけられているため、住
所地特例の対象とはなっていない。
3 A市に住所地があった者が、B市の介護保険施設に入所す
るためB市に住所を変更し、その後、C市の介護保険施設に入
所するためC市に住所を変更した場合は、この者の保険者はB
市となる。
4 A市に住所地があった者が、いったん親族が住むB市に住
所を変更し、その後、C市の介護保険施設に入所するためC市
に住所を変更した場合は、この者の保険者はB市となる。
5 A市に住所地のあった者が、B市の養護老人ホームに入所
措置され、その後、C市の介護保険施設に入所するためC市に
住所を変更した場合は、この者の保険者はA市となる。
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正解:1・4・5
選択肢を1つずつ見ていきましょう。
1の選択肢の《住所地主義を原則とする介護保険制度》は、介
護保険法の第9条です。
『(被保険者)
第九条 次の各号のいずれかに該当する者は、市町村又は特別
区(以下単に「市町村」という。)が行う介護保険の被保険者と
する。
一 市町村の区域内に住所を有する六十五歳以上の者(以下「第
一号被保険者」という。)
二 市町村の区域内に住所を有する四十歳以上六十五歳未満の
医療保険加入者(以下「第二号被保険者」という。)』
住所地特例はこの第9条の例外規定だというわけです。
ということで、この選択肢は「正しい」です。
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●編集後記●
川崎和男著『プレゼンテーションの極意』ソフトバンクパブリ
ッシング株式会社 読了
『プレゼンテーションとは、夢を実現する「説得と納得」の「手
段と態度」であり、それは、口説きの思いやりである。』とい
う文章があります。
クライアントにケアプランを説明することも同様だと思います。
それでは、また会える日まで!!
See You!!