2006年の問題です。
問題35 在宅における医療管理について適切なものはどれか。
3つ選べ。
1. 在宅における末期がん患者の疼痛緩和に用いる薬剤として
は、経口麻薬剤のみが許可されている。
2. 腹膜透析患者のケアについては、自己管理状況をより細か
く継続して観察することが望ましい。
3. 酸素吸入が必要な肺気腫の患者は、在宅酸素療法によって
在宅生活が可能となったが、いまだ外出はできない。
4. 胃ろう造説術を施された患者の治療上生じるトラブルとし
ては、カテーテルが自然に抜去することがある。
5. 高齢者は、非典型的症状を呈することが多いため、急変時
には、現病歴だけでなく、既往歴の把握も重要である。
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正解:2・4・5
選択肢2です。
文言を見てみれば常識的なことを言っているので正しいことが
すぐに理解できますが、テキストの言葉を見ておきましょう。
四訂 介護支援専門員基本テキストの第3巻の251ページに
こんな記述があります。
『(在宅自己腹膜灌流法は、)基本的には在宅医療であり、月1
~2回の管理以外には病院に通う必要がなく、患者の生活リズ
ムに合わせ治療できるため社会復帰が容易です。特に、通院が
困難な過疎地や積雪地の患者に勧められます。在宅支援におい
て継続して自己管理状況についてより細かく観察することが望
ましく、在宅自己腹膜灌流法導入後も再教育と再評価を常に行
う必要があります。』
選択肢2は「正しい」です。
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●編集後記●
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それでは、また会える日まで!!
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