2006年の問題です。
問題4 介護保険の財政について正しいものはどれか。
3つ選べ。
1 第1号被保険者と第2号被保険者の保険料負担割合見込み
は、2006年度から2008年度までは、それぞれ19%と3
1%になっている。
2 第1号被保険者の保険料は、市町村の給与水準などを踏ま
えて、3年に1度改定される。
3 施設等給付の公費負担割合は、国20%、都道府県17.5%、
市町村12.5%となっている。
4 市町村が設置する財政安定化基金の財源は、国、都道府県
及び市町村がそれぞれ3分の1ずつ負担する。
5 地域支援事業のうち介護予防事業に係る国の負担割合は、
20%となっている。
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正解:1・2・3
選択肢を一つずつ見ていきましょう。
選択肢3
都道府県の公費負担割合を見ましょう。
介護保険法の第123条です。
『(都道府県の負担等)
第百二十三条 都道府県は、政令で定めるところにより、市町
村に対し、介護給付及び予防給付に要する費用の額について、
次の各号に掲げる費用の区分に応じ、当該各号に定める割合に
相当する額を負担する。
一 介護給付(次号に掲げるものを除く。)及び予防給付(同号に
掲げるものを除く。)に要する費用 百分の十二・五
二 介護給付(介護保険施設及び特定施設入居者生活介護に係
るものに限る。)及び予防給付(介護予防特定施設入居者生活介
護に係るものに限る。)に要する費用 百分の十七・五』
市町村の負担割合については次号で。
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●編集後記●
読売新聞です。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20070228ik02.htm
『介護予防、対象者を拡大 厚労省が新基準
運動機能など要件緩和
介護保険の「介護予防事業」について、厚生労働省は27日、
対象者を選定する新基準をまとめた。
対象者の拡大が目的で、全国の市町村は4月1日から、新基準
に基づき、筋力トレーニングなどに参加する高齢者を選定する。
介護サービスを使う前の虚弱な高齢者を対象にした同事業は昨
年4月、改正介護保険法の目玉として施行された。
しかし、対象者数が65歳以上人口の0・44%(昨年11月)
と、当初の見込みに比べて少なく、実施主体の市町村から、選
定基準が厳しいとの指摘が出た。
このため、同省が基準の見直しを進めてきた。
新基準では、高齢者の心身状況を確認する25のチェックリス
トのうち、運動機能と、口腔(こうくう)機能に関する要件な
どを緩和。
運動機能の場合、「この1年間に転んだことがありますか」など
5項目すべてに該当しなければならなかったのを、3項目に当
てはまれば、候補者とすることにした。
同省は、選定要件の緩和によって、介護予防事業の参加者を増
やすことで、高齢者が要介護状態になるのを防ぐとともに、給
付費抑制に結びつけたいとしている。
(2007年2月28日 読売新聞)』
それでは、また会える日まで!!
See You!!