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2007年6月3日日曜日

歯槽骨の吸収について、621号。

2006年の問題です。

問題26 摂食、嚥下に関して適切なものはどれか。
3つ選べ。

1. 加齢に伴う口腔の変化としては、口腔粘膜の萎縮、歯槽骨 の吸収、咀嚼筋の筋力低下などがある。

2. 高齢者の場合、味覚の低下の原因としては、薬剤の副作用、 口腔乾燥、口腔真菌症などが多い。

3. 舌に痛みなどがある場合、口腔清掃を行ってはならない。

4. 食物が摂取され、体外に排出される過程は、食欲から始ま り、摂食、咀嚼、嚥下、消化・吸収、排泄の順序である。

5. 歯の噛み合わせは、咀嚼、嚥下機能に影響するが、全身の 能力、姿勢の制御には影響しない。

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正解:1・2・4

選択肢の1から見ていきましょう。

「歯槽骨」を『ウィキペディア(Wikipedia)』で見ます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%AF%E6%A7%BD%E9%AA%A8

『歯槽骨(しそうこつ)とは、顎骨の骨体部と歯牙を結ぶ骨で 歯槽突起とも言う。

歯槽骨は、固有歯槽骨と支持歯槽骨とに分けられる。

人体の場合、解剖学的に独立した骨体ではない。

歯槽骨の「歯槽」とは、歯を入れ置く槽という意味を持つ。

固有歯槽骨(「歯槽の内壁」というと固有歯槽骨を一般的に指 す)

層板骨:線維骨のすぐ外側を歯根膜腔とはほぼ平行に縦走する 層板状の骨。

線維骨(束状骨):シャーピー線維が骨内に埋め込まれている 骨。

支持歯槽骨は、内板と外板を形成する皮質板(皮質骨)と固有 歯槽骨や皮質板との間を埋める海綿骨に分けられる。

皮質板は上顎骨より下顎骨の方が圧倒的に厚く、下顎臼歯部の 頬側で最も厚い。

また、歯根と歯根の間にある歯槽骨を歯槽中隔といい、歯間中 隔(槽間中隔)と根間中隔には脈管や神経の通る栄養管がある。』

選択肢でいう「吸収」という概念もググってみます。

ish のブログです。

http://ish.parfe.jp/mt/archives/000157.html

『もっと恐ろしいのは、「歯槽骨吸収」です。

歯槽骨というのは、歯茎の下にある骨のことで、歯が生えている顎の骨だと思 ったら良いでしょう。

骨というは固くて不動のものに見えますが、ちゃんと代謝が働 いていて、大腿骨でも二年もあれば細胞が入れ代わっていると 言います。

骨そしょう症などに見る通り、骨も変わっていくものなのです。

歯が抜けてしまったりすると、刺激のなくなった歯槽骨は、ど んどん後退して溶けるように小さくなっていってしまいます。

これが「歯槽骨吸収」です。

抜けて一年も放置すると、とりかえしもつかないほど吸収され てしまっていることがあるそうです。』

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●編集後記●

各都道府県で今年の試験の詳細が発表になっています。

ちなみに東京都のサイトです。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kaigo/shiken/gaiyou190529.html#bessi

バックナンバーです。

訪問して感想をお聞かせください。

http://kaigoshien2007.blogspot.com/

それでは、また会える日まで!!

See You!!



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