2006年の問題です。
問題33 高齢者の栄養・薬剤管理について適切なものはどれ
か。
2つ選べ。
1. 栄養・食生活の支援を行う際には、身体計測、臨床診査、
食事調査等から得た情報が重要となる。
2. 高齢者では腎機能が低下しており、腎から排泄される薬の
排泄が遅くなるため、薬の作用が減少することが多い。
3. 嚥下障害等により食事の経口摂取ができない状態では、医
療機関への入院が必須である。
4. 痛み止め(解熱鎮痛薬)を服用している場合、風邪、インフ
ルエンザなどに罹患しても、発熱の症状が、現れないため対応
が遅れる可能性がある。
5. 栄養状態の改善や食生活の支援を適切に行うため、ケアプ
ラン作成の際には、管理栄養士のみと情報交換すればよい。
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正解:1・4
選択肢を一つ一つ見ていきましょう。
選択肢2です。
四訂 介護支援専門員基本テキストの第2巻の152ページにこ
んな記述があります。
『薬は腎臓から尿のなかに排泄されたり、便、汗、涙、唾液な
どからも排泄されるものがあります。このとき、高齢者では、
腎機能が衰えており、腎から排泄される薬の排泄が遅くなり、
薬の作用増強が考えられます。この排泄部位でも相互作用が問
題となるものがあります。尿量の確認なども大切なことです。』
選択肢2は「誤り」です。
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●編集後記●
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