2006年の問題です。
問題29 高齢者の身体機能の維持について適切なものはどれ
か。
3つ選べ。
1. がんに罹患している要介護者に対しては、一般的に、病気
の進行を早めるためリハビリテーションを行ってはならない。
2. 廃用症候群は、過度の安静や長期臥床により生じることも
あるので、早期のリハビリテーションが必要である。
3. 廃用性筋萎縮の予防は、日常生活動作の励行、筋力増強の
ための運動、趣味活動やレクリエーション活動などを継続する
ことによって可能である。
4. 下肢を中心とした運動機能の低下が転倒の原因となるので、
転倒防止のための環境整備を行うことが重要である。
5. リハビリテーションの他動的訓練は、意識レベルの低い場
合や、自分で運動できない場合は効果が乏しいので行わない。
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正解:2・3・4
この問題の選択肢は1つ1つ解説する必要がないと思います。
強いて解説を行うとすれば、1の選択肢です。
「がん」と「リハビリテーション」の間には因果関係はありま
せん。
廃用性症候群を防ぐ意味でも最低限度のリハビリは必要です。
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●編集後記●
問題30を解説したあとは、「介護支援分野」に帰るつもりに
しています。
バックナンバーです。
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それでは、また会える日まで!!
See You!!